仮想通貨で稼ぎたいのは分かった。まずは落ち着こう。

仮想通貨ほど眠っていたギャンブラー魂を呼び覚ますものは無い。

仮想通貨はギャンブラーを惹きつける

今日2018年2月19日、Wiredという著名な媒体に掲載された記事は今の仮想通貨界隈の状況をとても分かりやすく、そして、とても明確に表していると思いますので、まだ読まれていない方は読まれた方がいいです。

以下、一部引用します。

<前略>
最近のICOを通じて発行されたトークンの多くは株式ではない。むしろ何らかの製品やサーヴィス、資産を「トークン化」したもの、もしくは調達した資金を研究開発やインフラに投資するという「約束」だ。発行者は、投資家が購入するものが株式ではなく「商品」であることを明確にするため、トークンの販売を「資金調達」ではなく「クラウドセール」と呼ぶ。こうして意図的であるかどうかは別として、規制の網の目をくぐり抜けているのだ。

例えば、スイスのある求人プラットフォームは「Global Jobcoin」と呼ぶトークンのクラウドセールを実施した。購入者はこのトークンを使って、雇用サーヴィスの提供を受けることができる。一方、罪を赦し堕落と闘うことを誓う“教会”と称した「Jesus Coin」なるトークンを販売する輩(どこの誰かはまったく分からないが)もいる。

すべてのICOが怪しげなものだと言っているわけではない。例えば「Filecoin」のように、合法的な使い方をしているものもある。これはトークンの所有者になるとオンラインのストレージにアクセスできるもので、ホスティングすれば報酬を受け取れるという仕組みだ。

問題なのは、たいていのトークンは取引所で売買されているため、投資家はこれを取引所を通じて流通する商品または通貨とみなす点だ。ほとんどのトークンは現実世界の何かに「固定(ペッグ)」されておらず、レートは変動する。多くは価値が上昇しているため、雇用サーヴィスや罪の赦しといったことには関心のない投機筋を引き付ける。

そして彼らはトークンの原資産などには注意を払わず、「大馬鹿理論(Greater Fool Theory)」に従って金を張る。つまり、自分より愚かな誰かがトークンにさらなる高値をつけるだろうと考えるのだ。悪くない賭けに見えるだろう。しかし、その理論が成立すればの話だ。

<後略>

引用元:Wired.jp 仮想通貨とブロックチェーン、そしてICOの狂乱に思うこと:伊藤穰一

 
ぜひ本サイトの方を読んでもらいたいが、上記の引用部分の最後に下線を引いた部分について、どう思いますか?

 

少し言いかえれば・・・

 

自分より後から来た人が高値で買ってくれないと利益でないじゃないか!

その通貨に価値があるかないか、なんて関係ない!!

俺は仮想通貨の未来に賭けてるんじゃない、自分よりも馬鹿なやつがいる事に賭けてるんだ!!!

 

という状況をどう思いますか?ということです。

 
 

仮想通貨の価格は評価している人の価値観である

本来、価値があるものは評価され、お金で手に入るものならば値段がつくべきだと思います。

それは仮想通貨に限らず、世の中にある商品やサービスすべて同じことです。
また価格がつくのは金融商品も同じです。

すごく極端な比較しますね。

 

スタバの新作フラペチーノは580円

いまスターバックスで販売されている最新のフラペチーノ「さくら ストロベリー ピンク もち フラペチーノ」のトールサイズは580円です。

 

GoPro社の株式も580円

次に、GoPro社。

高画質な映像を撮ることができるアクションカメラメーカーであり、映画撮影にも使われる超高画質映像を撮れるドローンも作るトップメーカーです。

ここで挙げるのは、GoPro社の製品ではなく、株式の価格。

先週末時点で、1株 5.49ドル(582円) です。

 
 
スターバックスの新作フラペチーノと、GoPro社の株式が同じ580円、あなたはどちらにお金を払いますか?

このような商品と株式の比較は何十年も前から世界中でなされていますが、結局のところ「自分は何にお金を払いたいの?」の答えの違いであり、将来価格が盛り込まれていようが、インスタ映えしようが、もうそれは価値観が違うので比較できないものです。

 
 

その仮想通貨をなぜ買いたいの?

仮想通貨は、利用価値と投資価値が混在しているので、今までには無かった複雑さが増しています。ここでは投資価値とはトレードできる事を指しています。

仮想通貨の利用価値とは

私個人としては、テクノロジーやアイディアなどに興味があって仮想通貨(暗号通貨)に入ってきたので、テクノロジーや実需などの利用価値の方に重きをおいて保有する通貨を選んでいます。

私が考える利用価値とは、開発側が言う通りのプロダクトが開発され世の中にリリースされる事であり、その仮想通貨を持つとそのサービスやプロダクトを利用できる一種の権利になる事を指します。

よって、購入する場合には、その通貨のWEBサイトの隅から隅まで読みます。もちろんですが、ホワイトペーパーも読み込みます。英語しかなければ(ほとんどの通貨は英語だけ)自力で読み込みます。

運営側の名前や顔写真が出ていれば、各SNS/海外のニュースサイト/技術系サイトで検索します。ただ開発陣のリサーチは、全くヒットしないか、タイのGOGOバーの就業歴がヒットするなど(←実際の話しです)、あまり効果がないのが現状です。。。

また、Facebook/Twitter/Slack/Telegramなどの公式コミュニティ、ファンが集まる非公式コミュニティにも入り、そこでの会話を見ます。

残念ながら、ほとんどのコミュニティは公式/非公式を問わず、「いつMOONするの?」「いつ新しい取引所に上場するの?」「いつ◯ドルになるの?」といった会話ばかりで、肝心の中身の話しはあまりされていませんが。

 
結局、どれだけインターネット上でリサーチしても限界はありますので、自分の中で「納得」できれば買いますし、何か違和感を感じれば買わないか買う金額を少なくします。

ちなみに、将来的な税金の計算が面倒くさくなることを避けるために、新しい通貨を買う時には都度ビットコインを購入しています。なので、その後ビットコインの価格が下がれば評価損(含み損)になりますが、そもそもその通貨を使う事を目的にしているので別に気にしません。

 

仮想通貨の価格は市場が評価している

一方、トレードできる事に重きをおく人もいます。

彼らは、その通貨の中身や誰が開発しているか、どんなプロダクトなのか、いつリリースされるのか、にはあまり興味を持っていません(と私は思っています)。

極論ですが、彼らに必要なのは、売買ができる取引所と日々の取引高です。

 

2017年有名な詐欺コインが上場した

昨年、とある通貨が上場した時のツイッター上の会話がとても分かりやすかったです。

ある人は「あの国がバックアップしてると言って売っていたのに、もう完全否定されてる。さらに、○○・・○○・・・、だから詐欺コインじゃないか!!!」と叫びました。(私もこちら側でした)

一方、ある人は「詐欺コインかどうかは市場が決める。取引所に上場して価格がついている以上、それを求める人がいてお金を出す人がいる。それは市場が評価していることだ。よって、詐欺コインではない!」と言いました。

今思えば、これはそもそもの前提・価値観の違いであり、はじめから会話が成立する内容ではなかった気がします。

これは一例ですが、仮想通貨に関しては、新しいICOがあり、どこかの取引所に上場される度に、同じ会話が永遠と続くと思います。

なお、あの上場したコインへの論争は未だに終わっているとは思えず、しかも、答えが出る(1つにまとまる)とは思えないので会話さえされていないです。

 
ちなみに、私は今後もこのコインを買うことは無いです。。

理由は最初の印象がとても悪かったのもありますし、個人的に評価している通貨が他にも沢山あるために、敢えてこのコインに投資する(保有する)理由が無いためです。

 
 

仮想通貨をやっている人は全員ギャンブラー

私個人は仮想通貨に関わる前から、未来予測をしようとしている人・出来ると思っている人・誰かの未来予測についていく人、このような人たちは全員ギャンブラーだと思っています。自分も含みます。

 
一番キライな無責任ギャンブラーは、経済アナリスト(的な肩書の人たち)です。

この話しは長くなるので割愛しますが、結果が当たろうが外れようが、分析するだけで給料もらう彼らほど無責任な仕事は無いと思っています。何かを分析して予想する仕事でいえば、どんな大企業の経済アナリストよりも、井崎脩五郎さんの方が上だと心から思います。

 

さて、私は会社を経営する立場であり全ての責任を負う立場であるので、世の中の流れ、マーケットの流れ、自社のお客さんの流れ、などを常にチェックし、今後どういう事になるか、ある程度は予測していますし、それに対応するための準備はします。

ですが、予測した未来がすべて実現することは決して無く、確率が高いと思っていたことが外れ、確率が低いと思っていた事が当たる事もあります。

 
これは仮想通貨にも当てはまると思っています。

いくら予想しても、いくらリサーチしても、価格の上昇が100%当たる人なんていません。

もし価格上昇(または下降)が100%当たると言い張る人がいるならば、その人はすでにその仕事を辞めているはずです。辞めていないのは辞められない理由があるからです。

 
よって、仮想通貨に投資する人は全員ギャンブラーであり、ギャンブラーである以上、全員が自分の結果に責任を持つべきだと思っています。他者の予想を参考にして損失を出しても、その予想を選んだのは自分自身です。

 

自己責任とは他者に責任を取らせること?

2017年に日本の仮想通貨界隈に凄いフレーズが誕生しました。

「自己責任ということは理解してますが、貴方が責任を取ってくれませんか?」

書き込みを見ましたが、ネタや冗談ではなく、結構に本気のようです。

正直、本当に驚きましたが、こんな事を書き込めるレベルの損失のうちに気付けてよかったのでは?と思います。

 

Verge(XVG)の急上昇は誰も分からなかった

以前の記事で書いた去年のVerge(XVG)の急上昇は、誰も分かっていなかった事が分かりやすいですね。

価格と取引高に出ています。

もし2017/1/1の時点で、その年のクリスマスに1900倍になると分かっていたら、1/1の時点で買う人はもっと買っていたでしょう。親戚中からお金を借りまくっても良いレベルです。

価格の急上昇でいえば、リップル(XRP)、モナコイン(MONA)も同じですね。

まぁモナコインは仮想通貨投資というよりは、完全にコミュニティコインなので、価格がつくことを嫌う性質もあったので何とも言えませんが。

 
 

仮想通貨はこれからもギャンブラーを惹きつける

今後も甘い言葉に吸い寄せられる脳死イナゴは増えるでしょうし、生活費を突っ込む人も増えるでしょうし、借金をして投資してしまう人もいるでしょう。

これは誰も止められません。身近な人でも止められないと思います。

理性が感情に負けているからです。

このような人たちはラッキーで大金を得ることが出来ても、その後継続できないことが自分自身で理解しているので、お金を失う恐怖に負けて、美味しい話をちらつかせる正真正銘の詐欺に巻き込まれると思います。

 
一方で、一部の人達はすでに気付いているので、どうやったら継続できるのか、どうやったら再現できるのか、を頭を使っています。

それは幾千ある通貨の選び方かもしれませんし、トレードの方法かもしれません。

 
 

結局仮想通貨で稼ぐためには

まとまりのない長文を読んで頂きありがとうございます。

こんな正論を話してきたのに、最後にお伝えしたいことがあります。

 

賢いバカと踊るアホ

このサイトに辿り着くならば、あなたはもう分かってるでしょ?

世界的にこんなに短期間にこんなに大量の資金が入っている業界に、平凡な自分たちが関われることなんて二度と来ないですよ?

 
いま仮想通貨市場は50兆円を超えています。

周りのビジネスを合わせたら、あと10倍くらいの市場規模があるのでは?と個人的に思っています。

 
ほんの一部だけ、ほんのほんの一部だけ、自分のポケットに入れましょ。

数万円でもいいじゃないですか。
数十万円でもいいじゃないですか。
利益が100万円超えたら凄いですよ?

「億り人」「自由億」なんて言葉に惑わされてはダメです。

でも、しっかりと前のめりで行きましょうよ。

 
賢いバカと踊るアホ

 
頭でっかちに理論や概念を語るのは他者に任せて、自分たちはしっかりとポケットを膨らませましょうよ。

 
踊る阿呆に見る阿呆
同じ阿呆なら踊らにゃ損損

 
(実際に仮想通貨で稼ぐ方法は少しずつ書いていきます)

 
最後になりますが、冒頭に引用した部分、特に「大馬鹿理論」の実行を勧めてはいません。

あれはただ被害者を量産するだけであり、仮想通貨(暗号通貨)やブロックチェーンの発展を著しく邪魔をすると思っています。さっさと消えろ、と本当に思っています。

ですが、私一個人で駆逐する事は不可能なので、最低限、自分が発信する情報はそうならないように気を付けます。